『日本語トーク術』
こういった会話形式の本はめったに読まないんですが、たまたま機会にめぐまれ開いてみました。頭のいい人の会話って文章にしても実にすばらし~。
こんな会話ができる人としゃべってみたいし、自分自身もこんな風にコミュニケーションしたいと思いました。
この間の日曜日、たしかEZ!TVだったとは思うのですが、英語教育に力を入れている小学校の特集がありました。授業はすべて英語。
親はできるだけ早く英語に親しんでもらいたいと、そこに子供を入れるんですが、どんなに愉快な外国人の先生がフレンドリーに接してもどうしてもなじめない子が出てきます。
それで学校を変わる子もいれば、英語の授業が始まると表情が暗くなる女の子もいるし。その子は授業についていけず補習を受けることになり、それでようやく外国人の先生に話しかけるようになっていったという無理やりな締めくくりでしたが・・・。
この特集を見ながら思ったことは、まだまだ母国語の日本語ですら自己表現がうまくできない子供に、こんなことさせてもいいのかなと。
その気になれば、日本語も英語も同時に学べて、美しい日本語も使えるし英語もペラペラになるのかもしれないけれども、そうなる確率よりも、まずは国語(日本語)教育にう~~んと重点を置いて土台を幼いときにつくっておいてから、最低限の英語で十分な気もします。
事実、社会人になり必要にせまられたらなんとかなるし。
それより、日本語がうまく使えない、表現があまりに貧弱、意味が分からないというほうが、英語しゃべれないよりもっともっと恥ずかしい。
昨日も勤務中、最近の若い子が「鶴の一声」とか「露骨に」の意味が分からないといった内容のニュースが配信されましたが、そっちの方が問題です。