バッド・エデュケーションを観てきました。
La mala educacion.
映画の感想はさておき、まずはどど~んと出てきたスペイン語のタイトルが普通に分かり(これくらいはまあ誰でもわかるんでしょうが)とっても嬉しく、
短いフレーズが理解できるようになってて、ぼちぼちやってる(スペイン語)と身に付くもんだなって感動しました。
巨匠
ペドロ・アルモドバル監督らしさがふんだんに楽しめる作品。
そもそもフライヤーやパンフから半端じゃない。
せつなそうな顔した上半身裸(であろう)の
ガエル・ガルシア・ベルナル。その脇にはこれでもかってくらいバラがちりばめられ、蝶まで飛んでる~。
強烈!最高に美しく、切ない、愛の罠。
秘密の先にあるのは、究極の愛か欲望か。
こんな決めゼリフも心臓わしづかみですね。
前日夜更かししたんで、途中ウトウトしてしまったんですが、全体的にはセリフとおりのグラマラスな作品でした。事前にストーリーを知っている方がいいかも、混乱すると思います。
作品で扱っているのは、幼児への性的虐待や同性愛。幼いころの異常な経験はいつまでも根深く残り、人間を恐ろしくゆがめてしまうもんなんだなと。
スペインでの公開日は、例の列車のテロ事件が起きたときだったとのことで、スペイン中が現実に起こった事件に愕然としていた時期で、映画の反響うんぬんどころではなかったそうです。